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BRIDGE ~世界に広げよう日本の心~

右でも左でもないど真ん中.石井希尚(Marre)のブログ

6. 集団的自衛権行使容認メリットはどこに・・・?

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■期待される効果
さて、今度こそいよいよ集団的自衛権を行使できるメリット。
メリットは、日本の外交的選択肢が広がることで、世界の中での日本の立場が『あがる』ことが期待される、ということです。
今まで日本は、世界のどことも違っていました。
今までは、どこかの国が、第三国から武力攻撃をうけた場合、日本は、いくら頼まれても、「絶対に」駆けつけることも、助けることもできませんでした。
日本は、平ったく言えば、
「どの国も助けないよ」と公言してきた国です。
つ・ま・り・日本というのは、
どこかの国が攻撃をうけたとき、その国にとっては
『絶対に頼りにならない国』だったわけです。
でも、これだと外交面では発言力が弱いし、存在感もないということになります。
実際、日本は外交の舞台ではさんざんでした。
日本が、外交の舞台で、できることと言えば、実のところ、「お金を出すこと」くらいだったんですね。
でも、お金を出すだけでは、世界からは評価してもらえなかったんです。
たとえばこういうことがありました。
 
湾岸戦争での敗北の記憶
1991年、今は亡きサダム・フセイン率いるイラクがクエートに侵攻したことで、「湾岸戦争」が起ったときのことです。
アメリカを中心とする世界は、イラクに対して
「おめー、何やってんだ、クエートを解放しやがれ!」
と怒って、軍事行動に出たのです。
これは、第二次世界大戦以後初の、多くの国が国際的に連携した軍事行動だったんですよ。
中東の国も、ヨーロッパも南米もアジアの国も、38カ国が「一致」して「多国籍軍」を組織して、イラクをクエートから追い出す作戦を展開したんですからすごいです。
この時、世界の目は日本にも向けられたのは当然ですね。
世界の「大国」の一つですから。
日本も協力してくれるよね?って。
で日本は、
「あったりめえだろ!俺たちは日本だぜ!金だけだす!」
と言ったんです。
「気持ちは一緒だよー。でも人っ子一人出せません。決まりだもん!」
しかも、アメリカ様に
「お前な、そんな少ない額で世界が納得すると思ってんのか!」
なんて怒られちゃって、結果的に、最初の提案よりも大幅にアップした額をだしたんですね。
その額、およそ、1兆6千億円!!!!
当時の額でです。今の額じゃない。
とんでもない巨額です。新国立競技場どころじゃねえぞ〜!!!
世界がこれだけ一致した行動をしたので、イラクも「すみませんでした」となって、無事にクエートは開放されました。
すると、戦後、クエートが世界にむけて「感謝」を表明したんですね。
感謝広告なるものが、アメリカの新聞にでかーく掲載されたんです。
ところが、その「感謝国リスト」の中に、なんと「Japan」は入ってなかったんです。
「ええ!!どこにもないの?」
残念ながら・・・。(涙)
お隣の韓国だって、ちゃんと感謝されてました。
だって韓国軍が協力しましたからね。
でも日本は完全に「無視」されちゃったんです。
しかも、世界に対して、日本は無視されたということが、
宣伝されてしまったんですね。
巨額を出して、「多国籍軍」に協力したのに、感謝もされず、世界から冷笑されたという苦々しい経験。
これには、日本中が苦悩し屈辱的な想いを味わいました。

■日本外交失敗をあおったメデイア
いま、集団的自衛権行使容認の批判している新聞やメディアも、こぞって、当時の日本政府を批判してましたよ。
だって、集団的自衛権を行使できない以上、仕方がないじゃありませんか。
そういう貢献のしかたの何が悪い!!
ところが、メディアが垂れ流したのは、日本を辱める報道一色でした。
で、同じ新聞、同じ媒体が、今は集団的自衛権行使反対で、安倍政権批判を展開してます。
そんなもんですよね。
最近では、安倍総理が「イスラム国」対策で2億ドルを支援すると発表したら、それに対する報復として、日本人の人質二人が暗殺されたという苦々し出来事がありましたね。
さんざんな感じです。
 
■ どことも同盟できない国
さて話を戻します。
集団的自衛権が行使できない国とは、世界のどこも「同盟」関係を結ぼうとは思いません。
⑤参照

「俺があぶないときは、犠牲を払って守ってくれ。
 でも、お前があぶなくなっても俺たちは守ってやらないよ」
って言ってたわけですから。
どう考えたって、そんな虫のいい話は世界では通じません。
っていうか、そもそも「集団的自衛権を行使できない」という日本の立場だと、他国との軍事同盟は、成り立たないわけですから、
日本がどこかの国から武力攻撃を受けたとしても、
どこも助けてくれないと覚悟を決めるしかない国だったわけです。

■アメリカ様のおかげ
それでも、日本がやってこれた一つの大きな要因は、はい、そうです。
アメリカ様のおかげです。
世界で一番強い国、世界の警察を自負していた国。
アメリカ様が、日本を守るという条約があるからです。
それが「日米安保条約」ですね。
アメリカ様は、日本の唯一の同盟国です。
アメリカ様が強いから、日本はアメリカ様のおかげで、いままで無事にやってこれました。
でも、これがまたくせ者で、日本は、何かあったらアメリカ様には「助けてくださーい!とお願いできます。
でも日本は『アメリカ様を助けない』という一方的な条約だったんですね。
まじで?それ、都合よすぎねえか?
と、思いますよね。
でも、いろいろな歴史的流れで(③を参照)、
日本はアメリカ様に守ってもらうだけの国でした。
これが日米安保条約です。
こういう条約を結ぼうとする国は、他には絶対にありません。
そのかわり、日本を守るのは「アメリカ様」ですから、日本には、あちこちに米軍基地があるわけです。
日本に何かすることは、アメリカ様にけんかを売るようなものですから、他の国はなかなか日本には手をだせません。
アメリカ様〜ありがとう!!
ずっと元気で、強くいてね。。。
ず〜っと一方的に守ってね。

■アメリカ様もお喜び
でも、日本が、集団的自衛権行使可能な国になると、まずここが違ってきますね。
アメリカ様にとっては、願ってもないことです。
「お前のために体はってんだからよ。こっちのこともちゃんと考えろよな」
というくすぶってた思いが、ようやく解消されるんです。
アメリカ様が攻撃うけたら、うちも飛んでいきますよ。
安心してください!っていうことになるわけです。
だから、今回の法案を諸手をあげて大歓迎しているのは、アメリカ様であることは言うまでもありません。
だから、世界一の国、アメリカ様からの「評価」がとーっても高い!
それが今です。
まあ、今回のことは、はっきりいえば、アメリカ様の意向がとっても強く働いていると考えた方が自然ですよね。
アメリカ様の意向に、ノーを言える国になりたいですね。
なれるんでしょうか?
 そんな話はまた今度。
 
■あがる?抑止力
それはそれとして、集団的自衛権行使が容認されると、今まではできなかった他国との同盟や条約を結ぶ可能性も広がってきます。
経済的なつながり以上の関係を築く選択肢が増えるということですね。
これは今まで全く「皆無」だったチャンス。
全く新しい機会が目の前に突然、広がったわけです。
当然ですが、日本の外交にとって、有利なことです。
集団的自衛権を行使できる、という立場に「変わる」ことは、外交的なカードが増えるってことですからね。
これは、今までになかった新たなる展開です。
実は、この立場の変化は、国際社会での日本の立場を「あげる」ことに役立ちます。
たとえばですね。
メディアでもさんざん騒がれる「韓国」との関係でみてみます。
めちゃくちゃ反日の国です。ご存知のとおり。
あの国は、北朝鮮とは「休戦中」なんですよ。知ってますよね。
休戦中っていうのは、まだ戦争が終わってないということです。
つまり、韓国と北朝鮮はいまでも戦争中なんです。
以前も韓国に北朝鮮のミサイルが打ち込まれたことがありました。
韓国は常に「危機」と隣り合わせているわけです。
だから徴兵制もあるし、国防意識は半端じゃありません。
いつ、なんどき、北朝鮮の攻撃がエスカレートしたり、不測の事態が起こるかわからないのが、朝鮮半島です。
もし、韓国に対して北朝鮮が、武力攻撃を行ったら、今までだと、日本は韓国を援助することが出来ませんでした。
でも韓国から要請されれば、それが可能となります。
するとどうでしょう。北朝鮮にとっては「やべえな」となります。
だから、前よりも、韓国に対して、無謀な武力攻撃をしにくくなるわけです。
これが「抑止力」です。
そのような立場になると、日本は韓国にとって、今まで以上に発言力も増すわけです。
今までは、韓国にしてみると、日本はどうせ手も足も出せない国だったわけです。
でもそれが変わります。
当然見る目が変わります。
抑止力となっている国は、外交的には発言力を持ちます。
当たり前な力関係ですね。
だから、韓国にとっては、日本が集団的自衛権を行使できるようになるのは、韓国の「国防」上、願ってもないことなんです。
それなのに、韓国は今回の法案について、批判してますね。
変ですね。
なにが都合が悪いんでしょうか????
たとえば、中国をみてみましょう。
中国は中華思想っていうのがあって、「膨張主義」です。
領土の拡張を、あからさまに画策しているのを隠すこともありません。
ベトナムなどの国々と国境問題を、常におこしてます。
日本も尖閣が狙われてますよね。
中国との関係で迷惑を被っている東南アジアの国々もそして、他ならぬ中国も、日本は「絶対に」出てこない、ということを知っていました。
だから、中国は日本を恐れる理由はゼロ。
顔色を見る必要もなく、海洋進出を果たしてきました。
今も、なんか作ってますよね。でかいのを。
東南アジアの国々も、中国の脅威に怯えながら、日本への期待はゼロ。
中国の進出に日本は手も足も出せないのですからね。
でも、集団的自衛権行使が容認されると、日本は、いざとなれば「出てきまっせ」という国になります。
すると、中国も「やべえ、日本がきたらめんどうくせえな」
となりますから、あんまり無謀なことができなくなります。
これも「抑止力」です。
 
■東南アジアは喜んでる
すると、東南アジアの国も、中国の脅威と戦うために「日本」の存在に期待できるようになるので、より深い結びつき、深い関係を願うようになるでしょうね。
日本との「友好関係」をもっと強くしたい!と思うようになることが予想できるわけです。
すると、日本の存在感はましますね。
前よりも信頼されることになりますから。
フィリピンのアキノ大統領はこう言ってます。

「国際的義務を果たす日本の能力が強化され、両国の共通目標である平和、安定、相互繁栄という目標達成に近づくならば、フィリピンは日本国憲法を見直すいかなる提案にも警戒の念は抱かない。
日本政府が他国を助ける力を得れば、善意の国家にとっては恩恵あるのみだ」NewsWeek2014年7月11日

日本以外の世界は、こういう常識でバランスを保ってきました。
だから、今の日本の動きに、あからさまに「反対」したり「批判」する国々は、日本の抑止力が増すことを「良く思ってない国」ということです。
都合が悪いからです。
やりたいことができなくなるからですね。
じゃあ、国際社会で、日本の集団的自衛権行使容認のうごきを「良くない」と思ってる国ってあるんでしょうかね。
公に反対を表明している国ってあるんでしょうか・・・。
ありますね。確かに。中国と韓国です。
なーるほど。
次回はいよいよデメリット